アメリカなどでは、スキンケア商品などに使用される成分としてポピュラーなハイドロキノンですが、シミなどの予防・対策に効果があることで知られています。今回は、ハイドロキノンの特徴と注意点を紹介します。
美白化粧品に含まれるハイドロキノンとは
ハイドロキノンは、イチゴやコーヒーに含まれている成分のひとつです。ハイドロキノンの特徴のひとつとして、酸化を抑える作用があります。加齢ににより体全体が酸化してきて錆びてきている状態を抑えるものです。
ハイドロキノンはこの老化現象のスピードの進行を極端に遅らせたりすることが可能になるといわれています。もうひとつの効果としては、シミ対策に有効だと言われています。シミの原因である、メラニンを生成する、酵素チロジナーゼという物質の働きを抑える作用があります。
また、メラノサイトと呼ばれる、色素細胞もメラニンを生成する物質なのですが、このメラノサイトの働きも抑制することがわかっています。
ハイドロキノン成分が入った美白化粧品使用時の注意点
このように、シミ対策等に効果的なハイドロキノンですが、もちろん注意点もあります。ハイドロキノンの場合は、皮膚の表面にできた、色素沈着などにしか効果がないという点です。すなわち、皮膚の奥深くにまで及んだ色素沈着までは治すことが難しいということです。
シミやそばかすに有効とされている、ハイドロキノンですが、使用する上で、自分のメラニン色素が皮膚のどこの箇所に作られているかがポイントとなってきます。通常のメラニン色素は、表皮に作られるため、ハイドロキノンでも十分に治すことは可能となります。
ハイドロキノンは体質に合わない場合も!
メラニン色素の生成を抑えるハイドロキノンですが、やはり、体質によっては合わないという方もいます。主に副作用として、肌が赤くなったり、時には炎症を起こしてしまうこともあるとか。
原因は、複数ありますが、ハイドロキノンは安定性の面で少し不安なところがあり、酸化しやすいといった弱点があります。この酸化した時に発生する、ベンゾキノンという成分が刺激が強く、このため、お肌が赤くなるなどの症状がでると考えられています。
もう1点は、色素沈着を悪化させてしまうところ。ハイドロキノンの場合は、紫外線に非常に弱いです。そのため、紫外線から肌を守るためにメラニン色素が生成されるため、結果的にシミができやすくなってしまうこともあります。
対策としては、紫外線からお肌を守るための、日焼け止めクリームと一緒に使用することをおすすめします。
まずは低濃度のハイドロキノンでお試しを
ハイドロキノンを試してみたいという方は、まずは、濃度が低いもので、自分の肌に合うかどうかを確認してから使用することをおすすめします。
医療の現場でも、シミやそばかす対策で使用されているハイドロキノンですが、お医者さんが処方してくれるものは、濃度が4%前後と高いものとなっています。
通常のスキンケア用品に含まれている、ハイドロキノンは、1~2%前後が多いため、まずは、この低濃度のハイドロキノンで効果のほどを確認するのがベターです。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
【参考サイト】http://ハイドロキノン副作用.net/
投稿者プロフィール

- 40代男性。IT自営業。テニスと家電が趣味。残りの半生、仕事と趣味を両立させて自分らしく生きようと思い、10年前に独立。もがきながらも自分らしく生きている気がする今日この頃。
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